小説サイト エゴ・ウァレオのブログ
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 またもや文庫本裏のあらすじ。
 
 僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて……。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説――と思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で本書は全く違った物語に変貌する。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。
 
 


 絶対に先に読まないで!と言われると先に読みたくなりますよね。でも我慢してちゃんと最初から読みました。(当然)
「ミステリー」ということなので、それ系のどんでん返しを考えていたら、あっさりやられました。なるほど、そうきたか!
 仕掛けにとてもびっくりしました。というか、私は最後から二行目を読んで「え?」と思ったんですがすぐに理解できなくて、しばらくぱらぱらと拾い読みしなおしたり、解説を読んだりしてやっと「あぁっっ!!」と気づいたのでした。(遅すぎ)
 なんという周到さでしょうか。こんなすんげぇ伏線を張れるようになってみたいものです。
 ただ、私は途中から登場人物にイライラしたのと、(設定が80年代後半なので、ジェネレーションギャップが大きいと思います)読後、マユの気持ちがさっぱり分からなかったのとで、ストーリーはあまり好きになれませんでした。残念。
 どんでん返しがお好きな方にはオススメです。
 
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